縫取り縮緬(ぬいとりちりめん)て言うのがあります。
会社の倉庫を整理していますと、昭和時代の箱から縫い取りの見本布を発見。
白地で染まる箇所と染まらない金糸や銀糸・色糸を織り込んである生地です。
裏はこんな感じ、帯の裏みたいです。
平成ではあまり見かけなくなったと思います。昭和が全盛。
ベテランさんには「懐かしい」と思うアイテムだそうですが、、、。
これ見たことない人、多いかもしれんなーと思っておりましたら。
源氏香文の縫い取りできます!とお話が、こんなんです。
あーいい!いいわこれ!
会社で見つけた一枚目の画像の菊の縫い取りは、すごいんですけど正直言って、柄も色もうるさいです。
「こんなん今時、誰が着るねん」と思っておりました。
縫い取り興味ないわと思っていました。はい
でもこれはいいです。
さらっとあっさり銀縫い取り。
しかも、、、
裾に間隔開けて、良い塩梅の配置です。
最小限の配置、美しいです。何もない個所が良い間になっています。
昔の職人さん全身に隙間なくびっちり柄を入れてしまう人が結構多い。
その上、「柄少なくて寂しいから柄足しましたわ!」とかやってくる。
やめてー、足すのだめ絶対。しかも勝手に!
「サービスしてやったのに!」とか逆切れせんといて、
せっかくの美味しいイチゴに砂糖どっさりかけて、どや顔せんといて、
そのまま食べさせて!こんな感じでええんです。
色無地