個人的に、店長小野田は、ピンク色が好きでして。
来店いただいて、顔写りをチェックする時、高い頻度でピンク系を合わせます。
お客様の好き嫌いもありますので、お話伺って、拒絶反応がなければ、隙あらば合わせています。すみません。
本当に沢山の方に色合わせをしてきたのですが、やはり綺麗に見えるんです、この色は、、
ですので、個人的にもそのお客様にピンク系を合わせてみて、どうなるか見てみたいという探求心と、、
ピンクは、ダメと思い込んでいる人に、「意外と良いかも、、」と可能性を少しでも見出してくれればと思います。
それで昔から色々と、ピンク系の色目を試行錯誤しているのですが、ピンクとベージュとグレーが合わさったような色目が和服らしくて顔写りが良いことが多いので、色々染めてみたのです。
ちょっとづつ色調を変えてみて、ちょっとした違いで、印象が変わったり、より似合う色目になります。
それで、この色調のものが十何種類かになったのです。
こんな感じで、色々と明るくしたり、濃くしたり、鮮やかにしたり、赤みを少し加えたり、色々な色調を染めてみました。
それで、色目の名前を探すのです。色目の書籍は10冊以上あるのですが、ピンク系の色の名前は、探しても100もないでしょうか。しかも、ピンクベージュ系となりますと数種類。
お着物の色目の名前ですので、語感のよろしくないモノは避けたいので、すると、本当に限られてきます。
上の画像の近辺の色名は、「灰桜」が多くなってしまいます。特にこの近辺は、細かく色調を変えて20色くらいあるのですが、すみません、全部、「灰桜」って呼んでいます。
当店のウェブショップで同じ色名なのに色が違うのを不思議に思われると思います。私もそう思います。でも、表す言葉がありません。
調べると人間は100万色の色目を識別できるそうです。でも、言葉は、数百ほどしかありません。
100万分の数百色。結構、一つの言葉あたりの範囲がとても広いんです。
ですので、当店には20色くらいの灰桜があります。
色無地