「結婚式でも色無地着れます」とよくありますが、条件がありますね。
色無地を無条件で着れると勘違いしないように一応参考まで読んでください。
1、ホスト側は、色無地は軽いと思われます。
母親・仲人は黒留袖。既婚姉妹は、黒留袖・色留袖です。それで未婚姉妹は、色留・訪問着、振袖が基本ですが、色無地の場合、三つ紋の色無地なら可です。ですが、三つ紋の色無地は、なかなか着用機会が少ないので、当店で御作りいただくことは少ないです。
2、ゲスト側のポジションで色無地着用しましょう
甥姪・友人・同僚位のポジションで一つ紋の色無地が着用可能となってきます。ゲスト側でも重要なポジションで招待された場合は、色無地では軽いですので、訪問着以上になさってください。
色無地は、略礼装でやや軽い感じになりますので、地味で寂しくならないように、あまりお洒落過ぎず、フォーマル感が出る感覚を心がけてください。格調高く、程よく華やかに装い下さい。うまくコーディネートできると、好印象の場合が多いです。
3、簡略化されたパーティ形式の結婚式の場合
母親や仲人でない限り、一つ紋付きの色無地可です。
どのように感じるかは、人それぞれ
上記の基本をおさえた上で、どのように感じるかは、人それぞれですので、評価は判れると思います。
色無地でシンプルに洗練された感覚を「素敵!」と感じる人もいれば「地味で寂しい」と感じる人もいます。
訪問着で豪華な感覚を「華やかで綺麗」と感じる人もいれば、「ゴチャゴチャしてうるさい」と感じる人もいます。
食事の塩加減やお風呂の湯加減と一緒で、感じ方が人それぞれで正解がないですし、あってはなりません。
これは、好き嫌いの問題で優劣や正しい正しくないという問題でない事をご理解下さればと思います。
好きなものはより愛でていただき、好みと異なる感覚の良さも見いだせるように感性を磨ければ良いですね。
色無地