なんだか大袈裟なタイトルです。
最初にすみません。色々、複雑に難しく説明することは、価値があるように感じますが、ここでは、とても簡単な事を言います。
色無地を選ぶ時の大事要素は、3つ、色目と素材と用途です。
1、色目
2、素材
3、用途
このうち、色目が最も重要な要素となります。「自分に似合う色目で好きな色目を探す」事ができれば、まず、成功です。
素材や用途は、目的や好みに合わせて、ある程度、選択肢が限られているのに対して、色目は、ほぼ無限に広がる広大な世界でございます。
それで、「自分に似合う色目で好きな色目を探す」にはどうすればよいのか?というのがとても重要になってまいります。
カラーコーディネートや色々な学問がありますが、それは、あくまでも確率の話。
こういうタイプの人は、この色は似合う確率が高く、あの色は似合わない確率が高い、、というお話です。
もちろん凄く便利な知識ですよ。一通り、勉強するべきです。
ですが、たまに危険な現象が起こります。
目の前で、お客様が、何らかの色目をフィッティングしていて、似合っているにも関わらず、
「この人の肌色に、この色目は合わないはず、、」と、、「やめときましょう、、」と。
「理論上、これが似合う色なので、これにしなさい。」
うーーん!
すみません、回りくどいです、何が言いたいかと言いますと、「目の前のものをしっかりと見てください」、と言うことです。
そんなの当たり前と思われると思いますが、結構、難しいです。すごい職人が染めたから、芸能人が着ていたから、といって、素晴らしいものとは限りません。
思い込みや知識を一旦、脇に置いて、目の前の色目と自分をじっくり見て感じてください。色とあなたの世界
「何となく」で良いのです。
「Don't think! Feel.」でございます。
結局、実際の色を当ててみて、見比べてみるのが、原始的ですが最も確実で間違わない方法です。
これも当たり前といわれるでしょう。
でも、当たり前でない、と理解している方は、なるほどと思い。ここまでの文章の本当の意味が分かっている事でしょう。
ちゃんと見るという作業は、本当に難しいのです。
みやこさかえでは、肩にかけて色目を確認できるたくさんの反物やサンプルがあります。
ゆっくりじっくり見て、一度に気に入ってしまう色目もあれば、「何となく」気に入らないものを取り除いていくと、良い色目が残っていた、という選び方もあります。
感覚的に比較しながら、自分好みの良いお色目を選出しやすいです。そして、何より楽し一時でございます。
色無地 みやこさかえ